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Quest Researchのリサーチャー面談でよく質問いただくこと

こんにちは、Quest Researchの田中と申します。こちらの記事を読み始めて頂き、ありがとうございます。今回は「リサーチャー面談でよく質問いただくこと」をテーマに書いていきたいと思います。


書いた人 Quest Research 田中

マーケティング支援企業・医療系企業(医薬リサーチ事業)を経て、2023年4月に1人目のリサーチャーとしてQuestに参加。現在はManagerとしてリサーチ事業を推進中。



誰に向けて書いているか

定性・定量・文献調査などいわゆる市場調査のご経験がある「リサーチャー」の方や、次のキャリアとして「リサーチ職」を考えている方のうち、Questに興味を持って頂いた方に向けて書いています。既にご面談・面接などを予定している方にも読んで頂けると幸いです。

なぜ書いているか

Questは「個人の想いに光をあてる」をミッションに据え、生活者と企画者の想いを繋げることで、身の回りがちょっとでも豊かになる未来を目指しています。生活者(使い手)の「こんなことに困っている」と、企画者(作り手)の「こういうのあると喜ばれるかも」を私たちが黒子として繋げることで、より良いサービス・製品が世の中に一つでも多く生まれてほしいと願っています。その繋げる手段のひとつとして、Questでは「リサーチ事業(生活者の声を集め、企画者に届ける事業)」を展開しています。

2022年にリサーチ事業を立ち上げて数年になるのですが、幸いにも事業が少しずつ大きくなり始めており、一緒に働いて頂けるリサーチャーの方を探しています。採用活動も広く行なっているため、今回お読み頂いている方の中には、私たちから直接お声がけさせて頂いた方、エージェント様から紹介頂いた方、自主的にご応募いただいた方、ホームページやリリースから来ていただいた方など、様々いらっしゃると思います。

せっかく何かのご縁でQuestにご興味を持って頂いたなかで、ご面談では時間が限られており、多くをお話することが難しい場合があります。
また、私たちがまだ小さい会社で情報が外に出ておらず、ご入社を検討されるにあたって見えづらい点もあるかと思います。そのため、ご面談の前後でまとまった文章を読んで頂くことで、Questのリサーチャーの仕事について少しでも多く知って頂ければと思います。業務で携わる調査案件や入社後のキャッチアップ、チームのことなど、9つの質問について書いていきます。

ご面談でよくご質問頂くこと

1.リサーチャーはどのような案件に携わりますか

Questは「定性インタビュー」「定量アンケート」「文献調査・デスクリサーチ」など複数のサービスを展開しており、お客様の課題に対して最適な調査手法を組み合わせて提案しています。また、調査プロダクトを自社で複数開発しており、リサーチャーはプロダクトの力で生産性(業務効率)を高めながら、調査業務にあたることができます。

お客様の業界は多岐にわたるため、様々なテーマの案件に携わることができます。ご自身で得意領域があれば特定分野での開拓機会がありますし、興味のある分野で手を挙げてアサインされるケースもあります。「想いの乗った案件」というワードが出てくるのがQuestの特徴で、売上・利益を作ることは大事にしつつも、リサーチャー個人が「調査に心を込められること」を大切にしています。

案件によっては特定手法のみでご発注いただく場合もあり、オペレーション最適化・プロダクトを育てる観点で、定性・定量・文献の手法特化で業務を行うこともあります。とはいえ各手法の個別最適にせず、リサーチャー全員が一体感を持って仕事ができるよう、チーム構成や情報共有、会議体、アサインメント等の工夫を行っています。基本的にはQuest Research全体として1チームで事業推進することを企図しています。

2.案件発生から納品までの流れを教えてください

営業活動は全社共通で行っており、企画・提案部分からリサーチャーがリードします。成約後は2-3名でチームを組み、調査構成・調査票の作成、実査、集計・分析、レポーティング(報告会)まで同じチームで一気通貫で対応します。業務プロセスにおいて工数がかかる部分は自社プロダクトを活用し、リサーチャーが付加価値を出せる仕事(特に設計・分析)に集中できる環境作りを目指しています。

リピート発注くださるお客様で特定手法・実査部分のみご依頼頂く場合は、調査仕様の入稿を起点に案件が始まり、データ納品までが支援範囲となります。設計・分析までご支援する案件と比べて短納期です。こちらもプロダクトの力を最大限活用することで、少ない工数で速い納品を実現できています。最近はQuestで支援できる調査の幅が広がっており、複数手法間でのクロスセルが増えています。

3.入社後はどんな感じでキャッチアップしますか

オンボーディング用の資料作り等は随時行っていますが、現在のキャッチアップはOJTが中心です。事業はスピーディに変化するため、資料を多く整えにいくよりは、ベース部分を簡単に説明した後は、実際に手を動かしながら頻度高く会話することを大事にしています。入社間もない方がいる時期にはDaily MTGを実施したり、業務時間中の細かな相談には複数名でフォローできるようにしています。(体制を敷くというよりは、皆さん自然とそういう動きをされています)

また、大変な業務がある際は、「その仕事をどうやって自動化できるか・プロダクトで解決できないか」を考えて動く点がQuestの特徴で、新たにご入社いただく方ほど、覚えるべき手順が少なく済むような取り組みをしています。例えばリサーチャーで主導できる業務改善は得意な人がプログラムを書いて自動化したり、より大きな課題はエンジニアと連携してプロダクトの機能として開発するケースもあります。まだまだ理想ですが、Day1から特別なキャッチアップなしで、調査業務に入れる環境を作りたいと思っています。

複数の調査手法を含む案件や、設計から分析、レポーティングまで一気通貫で対応する案件では、ディレクター・マネジャーを含めた数人のチームで対応します。調査手法や業務プロセスで不安がある場合は、チームで業務分担を工夫して案件を進めます。前職以前も含めたメンバーの経験から、定性インタビューが得意な人、定量分析が得意な人など強みが様々なため、その強みを組み合わせてチームの力を最大にしつつ、自身の足りない・伸ばしたい部分を周りの方から学ぶことができます。

4.リモートも活用されていると聞きましたが、普段のコミュニケーションはどうされていますか

現在リサーチャーは週一回をマストの出社日数としており、その日は積極的に対面MTGやランチなどを通じて会話するようにしています。また、週一回を越えての出社は自由としており、家より会社の方が集中できるという理由から、ほぼ毎日来ている方もいます。ご入社された方がいらっしゃる時期は、出社する日をチームで増やすなど工夫しています。

リモート時はSlack・Zoom・Teamsなどを利用して、対面に劣らない環境づくりを目指しています。テンポの速い文面でのやり取りもあれば、話した方が早い場合は通話に切り替えたり、状況に適したやり取りを心がけています。まとまった思考を共有する際は、Notionで記事を書くのも特徴かと思います。

全社飲み会やシャッフルランチ、社内部活などもあり、Questグループ全体でコミュニケーションが活発になるよう、コーポレート部署の方を中心に制度を整えています。飲み会等は任意参加で、ご自身・ご家庭事情も考慮して無理なくが前提です。自社の調査プロダクト(アンケート・インタビュー)を使って社内のコミュニケーション課題を見つける取り組みもしています。

5.どのような経歴の人がいますか

私が入社した頃は戦略コンサル出身の方がほとんどでした。前職までに第一線でご活躍されていた方が多いです。最近は大手調査会社ご出身の方が増えてきました。調査会社の立ち上げ時期にいらっしゃった方、事業成長を牽引されてきた方などが参画されています。Questは少数ながら経験豊かなメンバーが在籍しており、業界最大手の企業様とのお取引も少なくありません。また、各々の前職以前での経験から、調査事業を伸ばす上での課題を先回りして議論し、解決できるよう工夫を重ねています。

他にはエンジニア・デザイナー・データサイエンス分野の方も正社員・業務委託等で参画され、調査に関わるプロダクト作りを進めています。日常的にSlackなどを通じて、リサーチャー・エンジニア・デザイナー・サイエンティスト間でプロダクトに関する会話が生まれており、日々新しい機能が開発されています。プロダクトによって新たな調査メニューができたり、リサーチャーの力が後押し・拡張され、調査スピードが速くなり、設計・分析の付加価値が大きくなる場面が数多く生まれています。

6.チームの雰囲気にはどのような特徴がありますか

調査の価値を信じていて、お客さんの課題をリサーチで支援することを楽しんでいる人が多いです。実際に調査案件では、その案件に直接関係しない人も含めて「こういう設計もいいんじゃない?」「この観点を加えて分析すると、お客さんに喜んでもらえそう!」など、前のめりな会話が生まれています。

メンバーは調査の大変さをよく理解しており、そこに問題意識を持っている人が多いです。業務プロセスで重い部分は前述の自動化を含めた改善をリードしたり、この部分手伝いましょうかと前向きに分担したりしています。調査という価値ある仕事をするにあたって、携わる人が苦しまないような環境作りを皆で目指しています。

また、Questはミッション実現にあたり、大きな変化を起こすことを志向し、高い目標のもと事業活動を進めています。一方、目標数値だけを追うと乾いた議論になるため、「会社の方向」と「リサーチャーの想い(やりたいこと)」を重ねながら、健全に事業を伸ばすにはどうできるかを日々議論しています。まとまりや勢いを生むために会社として大きく旗を振りつつも、「事業ミッション・高い目標の実現」と「社員個人の想いの尊重」の両立を模索し続けることを、Questとして大切にしています。

7.どのような人が活躍していますか

リサーチャーの方は、調査業務の基本を完璧にした上で自分なりのスタイルを持った人が活躍している印象です。お客さんからの信頼が厚く、名指しで大きな案件を取って来れる人が少なくないです。また、そのスキル・経験をもとに新しいサービスを作ったり、チーム力を高める仕組み作りができる人、プロダクト仕様に落とし込める人も活躍しています。

エンジニア等の方は、新しい技術への興味・関心で駆動している方が多いです。好きなことを夢中でやる、そこに事業をシンクロさせられる人が実績を出しています。Slackではアイディア共有や会話の流量が多く、好きでやっているので見ていて気持ちが良いです。そこから生まれるプロダクトを通して、お客様から喜びの声を頂くことが増えています。

8.入社までに何か勉強した方がよいことはありますか

特にこれといったことはなく、有給期間などを活用して、お休みいただくことをお勧めしています。Questでは様々な手法の調査に携わりますが、入社時点で全ての経験があるメンバーは稀で、足りないスキル・経験は入社後に身につけることが多いです。また、業務は自社プロダクトの活用をベースにしており、外部からは情報が拾えないことも、事前インプットをお願いしていない理由になります。

9.Quest Researchの強みは何ですか

一つ目はリサーチャーです。大手調査会社、戦略コンサル、事業会社のリサーチ職等から、事業・チームレベルで実績を出された方がQuestに参画されています。自分でお客さんを開拓できる方が多くアウトプットレベルも高いため、MTGでご同席したり作成資料を拝見して、学びになることは多いです。Questの調査を通じてお客様(担当者)の企画が顧客社内で認められ、事業化につながり感謝される場面もよくあります。

二つ目はプロダクトです。前述の技術が好きなエンジニアと、ドメイン知識が豊富なリサーチャーが連携することで、強いプロダクト作りが進んでいます。先端技術の取り入れも進んでおり、β版のヒアリングで驚きの声を頂くことが多くあります。現在お出しできる情報が限られており、ホームページ上の内容のみとなりますが、詳細はご面談時にお話しできればと思います。また、リリース等も活用しながら、情報は更新する予定です。

さいごに

お読みいただき、ありがとうございました。Quest Researchのリサーチャーの仕事について、少しでも理解が進んだようでしたら幸いです。今回は9つの質問をまとめて記載しましたが、もっと深くお伝えしたいこともあるため、各テーマで分けて記事にするなども検討しています。
今後ご面談で実際にお話しできる機会がありましたら、その際はよろしくお願いします。